チャートパターン
FXにおけるチャートパターンとは、テクニカル分析のひとつと言われています♪
チャートパターンを頭に入れておくことでその後の予測に役立てることが出来ます。
①サポートライン&レジスタンスライン
値動きが、ある特定の価格帯で下げ止まったり上げたりすることがよくあります。
この値動きが下げ止まる価格帯を「支持線」、値動きが上げ止まる価格帯を「抵抗線」といいます。
この支持線のことをサポートライン、抵抗線のことを、レジスタンスラインといいます。
このように、サポートラインでは買い、レジスタンスラインでは売りという戦略がセオリーになります。
また上下の線に挟まれて、一定の価格帯を行ったり来たりすることをレンジ相場といいます。
②トレンドライン
トレンドラインとは、相場のトレンドを支えるラインのことです。
上昇トレンドの場合は価格の安値を目安にラインを引くことができます。
逆に下降トレンドの場合は価格の高値を結んで線を引きます。
上昇トレンドライン付近にくると、価格が上昇し、下降トレンドライン付近にくると価格が下落していることがわかりますね。
トレンドラインは「押し目買い」や「戻り売り」のポイントとなることが多いです。
このようなパターンもあります。
このように、トレンドラインの傾きにより、トレンドの勢いを視覚的に掴むことが出来ます。
トレンドラインの傾きが強いほど値動きに勢いがあり、逆に傾きが弱いほど値動きの勢いが弱いと考えられます。
但し、トレンドラインから大きく離れていく場合、値動きが強いと考えられる反面、トレンドの終盤に起こりやすい「クライマックス」である可能性にも注意が必要です。
トレンド終盤は、値動きが強い反面、トレンド転換しやすいポイントでもあります。
③平行チャネル
トレンド中にこのような相場が出来ることがあります。
このチャネルラインは利益確定や、エントリーの目安になります。
トレンドの方向や、強さを認識することでチャートがどこへ向かっているのか、どこまで向かうのか、判断材料として有効です。
④ロールリバーサル【レジサポ転換】
ロールリバーサルとは支持線、抵抗線の役割が逆転することです。
しばらくの間支持線として機能していた価格帯を下方向にブレイクした後、今度は抵抗線となり機能することがあります。
逆に抵抗線として機能していた価格帯を上方向にブレイクした後、支持線として機能することもあります。
支持線として機能しているうちは買いポイントとなりますが、一度ブレイクすると今度は売りポイントとして機能する可能性があります。
⑤トライアングル(三角持ち合い)
トライアングルは、三角持ち合いと言われ、方向性がなく値動きが縮小し、三角形を形成している相場状況です。
どちらかにブレイクした時が買いサイン、売りサインとなります。
綺麗な三角形を形成している相場のことを「シンメトリカルトライアングル」といい、どちらの方向にブレイクするか分からないことが多いです。
その他にも高値は一定水準でとまり、安値を切り上げている状態のことを「アセンディングトライアングル」といい、強気の三角持ち合いとなり上方向へブレイクする可能性が高い三角形と言われています。
逆に安値が一定水準で止められ、高値を切り下げている状態を「ディセンディングトライアングル」といいます。
この場合は弱気相場となり下落が続くと考えられています。
⑥ダブルトップ・ダブルボトム
ダブルトップとは高値圏で現れ、抵抗線のブレイクをチャレンジして2度とも失敗することで下落へ転じるシグナルのことです。
アルファベットのMのような形状をしたチャートパターンです。
大きく上昇したあとに、一旦下落し、再び前回上昇した近くまで上昇し下落に転じたときのチャートの形です。
図でネックラインを割れた時が下落トレンドへ転換したサインとなります。
逆に、支持線のブレイクに2度チャレンジし、上昇に転じることをダブルボトムといいます。
アルファベットのWのような形になります。
ラインを引くときの注意点
線の引き方についてですが、明確なルールはありません。
ローソク足の実態を基準として引く方もいれば、髭を結んで引く方もいますよね。
大切なことは、線を引くことで、相場状況を視覚的に分かりやすく捉え、今後の値動きを予測していくということです。
チャートパターンは他にもたくさんありますが、とても有効な分析方法です。
しかし、1つのパターンだけではなく多くのパターンを理解し、組み合わせることでさらに信頼性が増しますので、複合的に分析する習慣が大切です♪