デイトレードとは
FXにおいてデイトレードとは、英語での「Day Trade」の事を意味しています。
「日計り取引」の事です。
デイトレードは、新しくポジションを建てて、その日の内に決済するトレード手法で、この手法を使うトレーダーを「デイトレーダー(Day Trader)」と言います。
1日の内で数回だけ取引する人も、スキャルピングトレードも「デイトレード」と言います。
デイトレードは、FXを初めてする初心者の方、時間に制約のあるサラリーマンや専業主婦、学生等に人気のトレード手法です。
人気の理由は、外出先でもスマホ等で取引が行えること、時間にゆとりのある人は自宅のデスクに座りっぱなしでパソコンに張り付いて取引ができる等の理由が挙げられます。
しかし、人気のトレード手法でありながら、トレードのルールや成行でのポジションの建て方など、
デイトレードのリスクを把握していない為に、FXで収益を出せない投資家が多いです。
スキャルピング取引のように数pipsを取るのか、数十pipsを狙いにいくのか。時に、100pips以上の利益を上げるのを狙いに行く可能性もあります。
デイトレードのメリットやデメリット・リスクを把握すべきことを知らずに、値ごろ感や自分の感覚に頼ってトレードをするほとんどの投資家が負けているはずです。
それでは、デイトレードのメリットとデメリットを見ていきましょう。
デイトレードのメリット
デイトレードは、ルール通りで良いタイミングでトレードを継続できている時は、勝つ確率が上がり、収益の増加が見込めます。
①ポジションを翌日に持ち越さないため安心して寝ることができる。
②初心者でも取引をスタートしやすい。
③時間が許す限り、何回も取引できる。
①と②は良いメリットですね。しかし、③はメリットでもあり、デメリットでもあります。
やはり、お金が動いているので、負けると熱くなりませんか?「取り返してやる!!」といった感情が生まれるのではないでしょうか?
ここで何回もトレードができるとなると、自分で制御ができなくなり、感情に振り回されたトレードになってしまいます。これでは勝てるわけがありません。
勿論、感情に振り回されず落ち着いてトレードできるメンタルを持っている方はメリットになります。
デイトレードのデメリット
①大きな収益が出せるポジションを持てた時でも、時間的な制約で決済となる。
②一日中、チャートや為替動向を注視してしまう。(ストレスにもなる)
③短期トレードの為、チャート上で「騙し」となるサインが多い。
④スイングトレード等の中長期トレードに比べると体力と時間が必要となる。
デメリットの解説をしていきますと、
①は、3日保有していれば300pips取れているはずのポジションをデイトレードをしているが為に、50pipsで利益確定してしまう事があります。
②は、一日中お金の動きが気になって気になって、とにかくストレスになります。
③は、FXは大きな波が相場を支配するので、短期が上げで、長期が下げだと、上げサインが出ても、それは騙しとなり、そのまま下落する可能性が高いという事です。サインに従ってトレードしていると、騙し=負けトレードという事になりますね。
④は、FXは神経を使うので本当に疲れますし、デイトレードの場合、チャートから目を離さない人が多いと思うので、本当に何もしない時間が必要になります。