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ロスカットとは

マージンコールが発生しているにも関わらず、こちらが何もせず、さらに損が拡大した場合は「ロスカット」が行われます。

顧客の意志に関わらず、取引(ポジション)は自動的に決済されます。つまり、強制的に反対売買されます。

ロスカットレベルはFX証券会社によって異なっています。

例えば、あるFX証券会社では顧客が30%、40%、50%の中から自分でロスカットレベルを設定できる様になっています。

この時、ロスカットレベルを30%以下に設定した場合、仮に1万米ドルのポジションを持つのに必要な証拠金が10万とすると、純資産評価額が3万円(10万円×30%)を割り込んだ時点で強制決済となります。

ロスカットは勿論ですが、マージンコールも発生するまで放置しておくのではなく、あらかじめきちんと逆指値注文などをしておき、損失を拡大させない様にした方が良いでしょう。

またFX証券会社によってはマージンコールが無く、ロスカットだけという所もあります。

いずれにしても、大きな損失は避けましょう。

 

証拠金以上の損失の可能性も

ロスカットが執行されると、コンピュータが自動的に決済します。これによって基本的には、証拠金以上の損失は出ない様になっています。つまり、不足金が発生したり、借金したりすることはありません。

ただし、為替レートが急激に変動(パニック相場)した場合には、実際に執行されるレートがロスカットの水準から大きく離れてしまう事があり、その場合には、預けている証拠金以上の損失が発生する事があります。

ロスカットは、証拠金の大半を失う強制決済です。これを避ける為にも、証拠金に余裕のある取引を心掛け、レバレッジを高く設定し過ぎないようにしましょう。

 

▶︎ ⑪「スプレッドとは」

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