老後に「お金で困る人」と「悠々自適に暮らせる人」は、どこが違うと思いますか?
現役時代の収入の多い少ないは、それほど老後にお金で困る人になるか、ならないかは影響しません。
現役時代の収入が平均年収と比べて低かったとしても、生活レベルが収入に合わせたものであれば、リタイアした後もそれほどお金に困る事にはなりません。
老後でお金に困る人というのは、現役時代の生活のレベルを保とうとして、老後の収入がそれに追いつかない状態です。
なぜこういう事になるかというと、現役時代に、老後の収入や支出をイメージして準備するという行為を怠っていたからです。
老後にお金で困らないようにするというのは、別に億万長者や資産家を目指そうと言っているわけではありません。
老後生活でお金に困っていない人というのは、現役で働いている時から、自分が65歳や70歳になった時、「自分たちの年金はどれくらい貰えるだろうか」「自分たちの毎月の生活費はどれくらいになるのだろう」という事を自分でちゃんと調べていた人たちです。
そして、自分が理想とする老後生活に年金だけでは不足するのであれば、その足りない分を貯蓄という形で用意しておこうと準備をしていた人です。
生活水準を上げるのは簡単ですが、下げるのは非常に難しいです。
宝くじが当たった人の60%以上の人が破産しているというのは知っていますか?
大半の人は税金の事を知らずにお金を使って、税金が払えずに破産していると思います。
ですが、1か月だけ10億円という資産を持った生活をしてみれば分かると思います。
その1か月が終われば、もの凄くメンタルが強い人じゃない限りは、生活水準を戻すのが大変だと思います。
私も昔に比べて生活水準は上がっていますが、金銭感覚は狂っていないので、生活水準をいつでも下げれるようには気持ちを保っています。
明日、証券会社がサーバーやアプリの不具合で復旧に1年以上かかると言われる可能性もありますし、何が起こるか分かりません。
そうなれば、私も大きな収入源の1つを失う事になります。
ここで生活水準を下げる事ができないと、困るのは自分です。
お金をたくさん稼いで、たくさん遊ぶのも良いと思います。
多くの人は月収100万円稼げば、月収100万円の生活をします。
月収100万円稼いでも、月収20万円という生活水準で生活できるという感覚だけは忘れないで下さい。
いつどこでそういう事態になるか分からないので、これからお金をたくさん稼ぐに当たって、1番気を付けて欲しい部分です。