チャートパターンの種類
チャートは6つの波のパターンによって構成されています。
①I波動
②V波動
③Y波動(逆ペナント,ブロードニング)
④P波動(ペナント,トライアングル)
⑤N波動
⑥S波動(ロールリバーサル)
それぞれの波は全く別物ではなく、全てのチャートを作り上げているので、全ての波は関係していると言えます。
I波動が連続するとV波動になります。
V波動が連続するとY・P・N・S波動になります。
N波動が連続するとエリオット波動になります。
そして、全ての波動はN波動の亜種です。
この様に、相場の波は、1つ1つ波動が入れ替わりながらチャートが作られています。
相場を分析する時に、「これはY波動」「これはS波動」「 これはP波動」という様に、自分の頭の中で分類しながら見られる様になれば、チャートを分析する上で大きな強みになると思います。
1つ1つ波動を見ていきましょう。
①I波動とV波動
I波動は、上昇と下降を1本の直線で捉えたものです。
V波動は、I波動が連続してV字を描いたものです。
I波動が2本続くと、V波動を形成します。そして、このI波動とV波動が転属すると、他の4つの波動が作られます。
②Y波動(逆ペナント,ブロードニング)
Y波動は、I波動とV波動が連続して続き、高値を切り上げ、安値は切り下げながら形成される波動です。
これは、「逆ペナント」や「ブロードニング」と言われるチャートパターンでもあります。
トレンドの途中の調整としてよく見られます。
③P波動(ペナント,トライアングル)
P波動は、Y波動の逆です。
I波動とV波動が連続して形成され、高値を切り下げ、安値は切り上げながら、徐々に値幅が狭まっていくパターンです。
「ペナント」や「トライアングル」と言われるチャートパターンです。
アップトレンド中のP波動は、単なる調整で、その後また上昇を始める可能性が高くなります。
④N波動
N波動も、I波動とV波動が連続した波動です。
アップ(ダウン)トレンドでは、サポートラインやレジスタンスラインをブレイクしたり、押し目や戻しを付けたりしながら、最終的には必ずN波動を描きます。全ての波動の基本となる形です。
トレンドが出ているN波動の相場では、トレンドラインやチャネルラインが有効に機能します。
⑤S波動(ロールリバーサル)
N波動が形成されるプロセスでは、サポートラインやレジスタンスラインを度々ブレイクします。
一度ブレイクすると、サポートラインやレジスンタンスラインは役割を転換します。この役割転換があった場合の形をS波動と言います。
S波動では、サポートラインとレジスタンスラインが役割(=ロール)を転換(=リバース)するので、「ロールリバーサル」とも言われています。