CPI(消費者物価指数)
CPI(Consumer Price Index)経済統計の一つで、消費者物価指数と訳されます。消費者が購入するモノやサービスの価格を調査して(個人)、総合的な物価の変動を時系列的に把握するための指数です。極めて重要な経済統計になります。
EMBI(エンビー)スプレッド
EMBI(エンビー)は、Emerging Market Bond Index の頭文字です。
エマージング諸国の債券利回り指数です。エマージング諸国の金利を総合的に見るために指数化したものです。
FFレート(Federal Fund Rate)は米国の政策金利です。FRBが誘導目標を決定します。FF金利ともいいます。
FOMC
FOMC(Federal Open Market Committee)は米国の政策金利であるFFレートの誘導目標を決める政府機関で、日本では連邦公開市場委員会と訳されています。
委員会は、FRBの理事全員とニューヨーク連銀総裁、および他の地区連銀総裁の中から交代で選ばれる4人の合計12人で構成されます。
議長はFRB議長、副議長はニューヨーク連銀総裁が勤めます。
FOMCは年8回開催されますが、金融市場が混乱し緊急対策を発動する必要に迫られたときは、臨時で開催されることもあります。
世界中の金融市場関係者が注目する、第一級の金融イベントと言ってよいでしょう。特に政策金利の変更が予想されている状況では、まさに固唾を飲んで結果発表が待たれます。
雇用統計
雇用統計とは就業者数や失業率に関する統計のことですが、FXで雇用統計と言えば米国の雇用統計をさします。
FRB(連邦準備制度理事会)が金融政策の決定にあたって最も重視する指標と言われ、為替市場での注目度は最高ランクです。
米雇用統計は、労働省(U.S. Department of Labor)が毎月最初の金曜日に、ニューヨーク時間の午前8時30分に発表します(日本では米国がサマータイム(夏時間)なら21時30分、冬時間なら22時30分)。
前月分の統計を速報値として発表すると同時に、改定値、確定値を合わせて発表します。つまり2回にわたって修正が加えられるのですが、これが決して小さくありません。
政策金利
政策金利とは、各国の中央銀行が国全体の金利を調整するために、誘導のターゲットとしている金利のことです。日本の場合、以前は公定歩合でしたが、現在ではコール市場の無担保コール翌日ものが政策金利となっています。
公定歩合は中央銀行が一般の銀行に貸し出しを行う際の金利です。
金利市場の自由化が進んでいない段階では、公定歩合によって中長期の金利までコントロールすることができました。
しかし自由化が進んだ結果、銀行間取引市場に直接参加して、金利を制御することが必要となっているのです。
日本だけでなく、主要国の政策金利は短期市場金利であり、これを操作することで中長期の金利水準をコントロールしています。
政策金利は為替相場に大きな影響を及ぼしますので、FXにおいて、最も重要な情報の一つです。先進主要国における政策金利は次の通りです。
ダウ平均
ダウ平均は米国の代表的な株価指数で、ウォールストリートジャーナル(経済新聞)やバロンズ(投資情報誌)を発行するダウ・ジョーンズ社が算出しています。
ダウ平均はダウ平均株価やニューヨーク・ダウとも言われますが、フルネームはダウ工業株30種平均(Dow Jones Industrial Average)。
ニューヨーク証券取引所に上場している代表的な銘柄30社の株価を加重平均したものです。
工業株と銘打っていますが、現在では必ずしも工業株だけというわけではありません。