FXとは？～基礎の解説～
FXとは、日本語で言うと【外国為替証拠金取引】のことを言います。 英語で【Foreign Exchange】を省略し、FXと呼ばれています。
外国為替とは？
2国間の異なる通貨を交換することを、『外国為替』と言います。
この世界には多くの国があり、その国ごとに異なった通貨を使用しています。
外国証券投資や輸出入など、自国の通貨だけでは取引できない場合には、通貨同士を交換しなければいけません。
この通貨の交換が、外国為替ということになります。
為替レートとは？
『為替レート』とは、外国為替市場において、ある国の通貨を違う国の通貨に交換する際の取引価格(交換比率)のことをいいます。
為替レートは決まっているわけではなく、その国のニュースや情勢の変化などにより、日々変動していきます
テレビなどで「１ドル＝100円」などと耳にすることがありますが、これは「1ドルの価値が100円と同じ」ということを意味しています。
為替差益とは？
先ほど為替レートに決まりはないと記述したように、為替レートは毎日変動しています。
もしアメリカに旅行して円をドルに換えたとき、為替レートが「1ドル＝100円」だったとします。余ったドルを帰国し両替するとき、為替レートが「1ドル＝110円」に変化していました。
「1ドル＝100円」の時交換した通貨が「1ドル＝110円」に変化しているので、100円で買ったはずのドルを110円で売ることができます。
これは為替レートが変動したことにより、1ドルあたり10円の利益を得られたということになります。
FXではこのように毎日変動する為替レートをチェックしながら、購入・売却の取引をすることで利益を得られます。
ドルを購入する金額により利益は変わってくるので、
10ドル購入していた場合だと単純計算で100円の利益となります。
10000ドル購入していた場合ですと、10万円もの利益になるということです。
FXの魅力
・24時間いつでも取引できる
・少額で取引することができる (レバレッジという仕組みを使うことで、資金の25倍もの取引をすることができます。)
・スワップポイントで利益を上乗せ
・24時間いつでも取引できる
株や先物取引と違い、FXは土日を除く月～金であれば24時間いつでも取引することができます。
ですので、日中お仕事をしている方なら朝の通勤電車の中や仕事終わりの時間、主婦の方なら一人の時間が確保できるお昼の時間など、人によって違ってくる様々なライフスタイルに合わせて取引できるという点が、魅力の一つになっています。
世界中の各為替市場が一日のどこかの時間帯でオープンしているので、24時間の取引が可能になっています。
・少額で取引することができる
FX取引にはレバレッジという仕組みがあり、取引証拠金を差し入れることで、取引証拠金以上の取引をすることが可能になります。
口座に預けている資金の最大25倍までの取引が可能です。
少ない資金で大きな取引ができるという点が、FXの大きな特徴であり魅力だといえるでしょう。
・スワップポイントで利益を上乗せ
FXは異なった2国の通貨がペアになった金融商品ですが、「スワップポイント」という金利のような仕組みがあり、FXで得られる利益の一つになっています。
スワップポイントとは、２つの通貨の国ごとの政策金利を基準とした「金利差」のことです。
国ごとに政策金利は違っていて、日本は低金利ですが、南アフリカやトルコのように高金利の国もあります。
ですので、トルコリラなどの高金利通貨を買うとほぼ毎日利益を期待できます。
忙しくあまり市場をチェックできない方などにとっては、スワップポイントは特に魅力的な部分のひとつと言えるでしょう。
まとめ
前述で紹介したように、いつでも小さい資金で取引を行うことができるFXですが、ほかにも魅力的な点はたくさんあり、通貨の価値が下がった場合、為替差益により利益を生み出すことができる点や、ほかの金融商品などと比べたとき手数料が安いという特徴もあります。
このような様々な利点が、多様化された現代人のライフスタイルに合っているとも言えるでしょう。
また、レバレッジをきかせて大きな利益を得られる反面、損失も大きくなってしまう可能性がある点や、相場の急な変動により大きな損失を生んでしまう可能性もあるというリスクについても十分に考慮し、無理のない資金範囲で取引を行うことが大切です。